伊南川の石ころ
¥270
原材料:小豆(国内生産)、こうせん粉、砂糖、くるみ、水あめ、小麦粉、きな粉、卵、バター、大豆、米粉
内容量:100g
製造者:阿久津製菓
砂糖でコーティングされたひと口大の“石ころ”は、口にすればシャリっと甘い砂糖のインパクトの後、ほっくりと素朴な口あたりと甘さが楽しめる。
胡桃の風味がほどよいアクセントだ。
保存料などを一切使っていないが、常温保存が可能で日持ちもいい。
武骨な姿に懐かしき甘み。
3代を伝え継ぐ、ふるさと菓子
なめらかなこしあんをくるんだ柔らかな生地を、たふん、と優しく指でつまんだかたち。
そのかたちから名付けられた「三本指」が赤ちゃんの肌なら、この「伊南川の石ころ」は頑固おやじの拳骨といったところか。しかし、味わえば何とも意外。武骨な姿を小気味よく裏切るほっくりとした食感で、懐かしい甘さが口いっぱいに広がる。
「うんと昔には、『石ごろも』という名前で作っていました。『三本指』と同じくらい、歴史のあるお菓子です。伊南川の石が観賞用として知られるようになった四半世紀ほど前から、小さく食べやすいサイズに変えて、名前もいまの『伊南川の石ころ』に。小豆とこうせん粉、小麦粉を使った素朴な練り菓子です。保存料などの添加物を使わなくても日持ちがするお菓子として、作り続けています」。
あんを練る銅鍋も、もちを切る木の型枠も、長年使いこんだ工房の宝。祖父の代から父へ、そして息子へ、3代にわたりその技と心意気が継がれていく。
「昔から変わらぬよさ。それを大切に守りつつ踏まえつつ、ここ南会津ならではの新しい味を生み出していきたいと考えています」。